こんにちは。ドメです。




ギタリスト・ベーシストの皆さんなら一度は悩むであろう機材、シールド。安いものから高いものまでいろいろありますが、どのような違いがあるのでしょうか。




シールドに求められるものを考えてみましょう。
1.耐久性があり柔軟性がある。
2.ギターやベースから出てきた音を遜色なくアンプに伝える。
3.ノイズが少ない




大きく考えると、この三つだと思うのですが、いかがでしょう。
この2番が難しいですね。ギターから出てきた音をそのまま出すのがいいのか、シールドで高音や低音を少し補正してくれて結果的に好みの音になればOKという考え方もありますものね。



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というわけで、ぼくの家にもたくさんの種類のシールドがありまーす。







順番に見ていきましょう。




モンスターケーブル

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90年代に流行ったシールドといえば、このシールド。
主にハードロックやV系の方々に大変好まれていたような印象です。
モンスターケーブル。個人的な印象では高音の成分が味付けされるような印象です。













BELDEN8412

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ベーシストに好まれると言われているBELDEN8412。
低音の成分がよく出るとの噂です。
シールドというのは素材や線の種類によって得意、不得意があります。
一般的には"より線"のほうが柔らかい音が出て、単線のほうが硬い音がすると言われています。
柔軟性という意味もあってかギターケーブルはより線のほうが多い印象です。






 





VOVOX
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3.5mで15,000円ほどするシールドです。
シールドというのはホット線とコールド線の二本からできているのですが、各々をノイズ対策としてシールディング(コンダクター処理という名前だった記憶)しています。ノイズレスというのがウリです。値段は高いですが、お金が出せるならおすすめ。







canare    GS-6
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初めて自作シールドを作ろうと思った時に秋葉原のパーツ屋のオヤジにすすめられたもの。
値段はとても安いです。TVの放送局などでも使われているシールド線です。
高音、低音、特に付加要素はなくそのまま音が出るシールド線らしいです。
なんとなく音の劣化があるような気がして個人的にはあまり好きではありません。
ただし市販されている安いシールドを使うぐらいなら、圧倒的コストパフォーマンスが優れているので、よくわからないシールド使うぐらいならこれがいいです。









canare   L-2T2S
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知り合いに頼まれて作ったマイクケーブルで使用したシールド線。
コストパフォーマンスが非常に優れています。
ボーカル用のマイクケーブルとしてはいいですね。ギター用としては少し物足りないかも。









衛星放送用TVアンテナ線 L-5C2VS

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衛星放送というのは非常に高周波な位置なのですが、そんな高周波な電波を遜色なく伝えるのであれば、音も伝わるのではないか?ということで知り合いに教えてもらって作った衛星放送対応のTVアンテナ線で作ったシールド。音もすごく素直で高音もきらびやかに綺麗に出ます。しかもTV線はとても安い。
中身はより線ではなく単線なので、柔軟性には欠けるのと、被覆が薄いので、振動を与えた時にノイズがのりやすいのでライブには向かないかも。一応の対策として自作オーディオをやる人が使うシースとよばれるカバーをかけてみました。かけないよりはかけたほうがノイズは減ります。
エレアコとかのレコーディングには向いているかもしれません。







ジョージエルス

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近頃では、ハンダフリーのケーブルも増えてきましたね。
その代表でもあるジョージエルスのパッチケーブル。きらびやかな高音が印象的です。
音はいいですが、ギターやベースのシールドとして使った場合、ロックバンドでぶんぶん動くようなバンドだと耐久性がちょっと心配。








距離が長くなればなるほど損なわれる高音






シールドの距離が長くなればなるほど音が劣化していくと言われています。
一般的には高音が劣化していくとも言われています。そのような背景から各社高音補正という意味でいろいろな素材で試しているのだと思います。いや、でも、エレキギターが発売された約60年前にそんな素材があったかよ?と問われればそんな製品はなかったですよね。なくてもすごいミュージシャンはいい音は出していたし。。。。なんてジレンマもありますが、技術が進化したんだから、自分たちの時代の音を出したいと思えば、こだわってもいいポイントかと思います。








自作万歳

自作のいいところは、好みの長さで、好みのパーツで作れるところ。
3m、5m、10mっていうのはお店にありますが、3.5mだと都合がいいとか、4m欲しいとかいう時には自分で好みの長さを切り売りしてもらって作れるのです。
ケーブルを作るのはそんなに難しくありません。
市販ではありえないような組み合わせで作ってみてはいかがでしょう。





それでは!




 
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